コラム

歯医者が怖い! 実は歯科恐怖症です

さて、世の中には高所恐怖症や対人恐怖症など色んな恐怖症と呼ばれている症状があります。恐怖症というくらいなので、「苦手」というレベルではありません。

歯医者さんは苦手な人も多いと思うけど、私の場合は病的に怖いのです。

ネットで調べると同じような恐怖を抱いている人はたくさんいるようですが、今まで私くらい歯医者さんが苦手な人に実際には会ったことがありません。

もし同じような人がいて、自分だけじゃなかったんだ!と思ってくれたらいいなと思いお話します。

歯科恐怖症の始まり

 

 

私は元々強い歯の持ち主ではありません。

気を抜くとすぐに虫歯になってしまうタイプです。

1番最初に歯医者さんに行ったのが何歳くらいだったのかは覚えていないけど、恐らく小学校の低学年だったと思います。

私が通った歯医者さんは、父親のかかりつけの歯医者さんで、当時先生は50代くらいの印象の、よくいるちょっと怖い感じの先生でした。

私は生まれつき嘔吐反射が強い体質です。

 

嘔吐反射(おうとはんしゃ)は「えずく」ともいいますが、本来、身体に備わった正常な反応です。
正常な嘔吐反射は、喉の奥に異物が入ったとき、異物が食道へ入らないようにするために起こるものです。ノドのところに異物がいつまでも居座っていたら、呼吸ができません。また異物が肺に落ち込む危険もあります。これを追い出していまおうという防御反応によって起こるものです。
ただ、通常ノドの奥のほうだけにある反射なのですが、手前の方、つまり口の中でおこるとトラブルの原因になります。
歯の治療は「おえっとなるからちょっと苦手だな」程度の人から、「歯みがきをするとおえっとなって歯みがき出来ない」と日常の生活に支障をきたす人まで、さまざまです。

引用:http://tanakashika.o.oo7.jp/wp/

 

嘔吐反射自体は自然な体の反応ですが、反応が強い人は、ネクタイも巻けない、タートルネックが着られないなど、日常に困る事が多い人もいます。

私の場合は、父親も嘔吐反射が強いタイプだったので、体質が遺伝したという事もあるかもしれませんが、最初に行った歯医者さんで怖い思いをした事がトラウマになっているのかもしれません。

歯のレントゲンがえづいて撮れないし、器具やバキューム、型取りも苦しくてできません。

最初に行った歯医者さんでは、苦しかった上に我慢できない事を怒られて、それ以来怖くて歯医者さんに行くのが恐怖でした。

 

大人になってからも続くつらさ

 

大人になったある時、虫歯ができていたのは分かってたけど、行きたくなさすぎて我慢していたら、痛みでどうにもならなくなり、片っ端から歯医者さん探しをしました。(20年以上前)

そんな中、「一定数、同じような患者さんはいらっしゃいますよ。ムリせず進めていきましょう」と言ってくれる歯医者さんが見つかったので、ドキドキしながら通い始めました。

私は、痛みには強いのです。

麻酔の注射や削ったりすることにはなんの恐怖心もないし、少し痛いくらいなら全然がまんできます。

ただ、異物が口に入る事自体に抵抗があるのです。

先生は最初の印象通り、とても優しかったので先生に対する恐怖は薄れていたけど、やっぱり苦しいものは苦しい。

予約の数日前からドキドキと緊張が収まらないのです。

先生や歯科助手の方たちが優しく励ましてくれたり、レントゲンは小児用の小さいものを使ったり、型を取るときは、あのベタベタしたやつを最小限の量で、最短の時間でとれるように色んな工夫もしていただきました。

2度ほど我慢できずに、型取りの最中に苦しくて固まりかけてた型をもぎ取った事もありました。

どうにかこうにか治療を終了させてから数年後、パニック障害になりました。

パニック障害になってからは、拘束される場所、自由がきかない場所などが怖いので、歯医者さんはますます行きづらい場所になっていったのです。

今から5~6年前、またもや突然の歯の痛みに襲われました。

再び色んな歯医者さんをリサーチしてみたら、今は昔と違って「リラックス治療」という方法を取り入れている所がたくさんあります。

私も家に近い所でリラックス治療を取り入れている歯医者さんを探し、受診してみることにしました。

これまでの歯科治療に対する不安を聞いてもらい、笑気吸入鎮静法を試す事になりました。

笑気吸入鎮静法とは鼻にセットしたチューブから、笑気ガスを吸引して恐怖心や不安感を和らげる治療です。

私の場合は、鼻から吸って5分くらいすると、体が重たく、椅子に沈みこむような感覚になり、頭の中の恐怖心がスーっと遠のきます。

それから気が大きくなり、「なんでもかかってこーい!」くらいの気持ちになるのです。

治療中は、意識もはっきりしてるので、先生との会話もできます。

痛みの感覚も鈍くなるようで、親知らずを抜歯した時もあっという間に時間が過ぎた感じがしました。

治療後、チューブをはずしたら5分くらいで普段通りに戻ります。

この時は、「こんな最高な治療があったなんて!!」と思いました。

ちなみに金額は、私が通っていた歯医者さんは保険が適用されて治療費+500円ぐらいでした。

その時は笑気吸入鎮静法のお蔭で、悪い所は全部治療できました。

笑気吸入鎮静法ってすごいでしょ?小さな子どもさんからお年寄り、私みたいな嘔吐反射が強い人、痛みに弱い人、恐怖心が強い人に効果があるそうです。

 

笑気吸入鎮静法も危うい現在の私

 

 

笑気吸入鎮静法が私みたいな「どうしても歯医者さんが怖い!!」という人には夢のような治療だと今でも思っています。(効き目には個人差があるようです)

分かっているのに、やっぱり「歯医者さんに通う」という事が相当ストレスだったようで、なぜか恐怖心が以前より強くなってしまいました。

今は、歯医者さんの匂いを嗅いだ時、口の中に入れる小さな小さなミラーを見ただけでも「おえーっ」となってしまいます。

あとはスキューバダイビングの人が口にボンベを加えてるところとか、マジシャンが風船を飲み込んじゃうところとかを見ても「おえーっ」です。(涙)

今は差し迫って歯医者さんに行く必要はないけど、年齢を考えると遠くない将来にまたお世話になる時がきっと来ます。

最近の歯医者さんを調べてみると、5~6年前よりもまた進化しているようで、リラックス治療を取り入れている所がすごく増えています。

笑気吸入鎮静法の、更に上のレベルに「静脈内鎮静法」という方法もあります。

点滴で鎮静剤を投与しながらの治療になりますが、意識はあるそうです。

さらに最終手段は全身麻酔で治療する入院施設のある歯医者さんも見つけました。

行かざるを得ない状況になったら、お世話になりたいと思っています。

 

おわりに

 

私の場合は、パニック障害になって(現在は症状はなく元気です)になってから、より苦手意識が増しました。

普段元気にしてても、歯医者さんの事を考えるとドキドキするのです。

まずは、やカウンセリングや先生との信頼関係を気づく事から始めた方がいいのかもしれません。

幸い、息子たちにはそのような兆候はなく歯科治療中でも寝てしまうぐらいなので安心しています。(うらやましい)

苦手なものの中の、飛行機や、MRIや、地震よりも歯医者さんが怖いのです。

世界で1番行きたくない場所・・・・。

また歯医者さんにお世話になる際には、報告しようと思います。

何の解決にもならない体験ですが、こんな怖がりもいるんですよーって事が伝えられたらと思って書きました。

歯科恐怖症のみなさん!仲間はたくさんいますから大丈夫ですよー!!