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【ジェニーの記憶】感想 あれは恋だったのかレイプだったのか

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いやぁ。またまたすごい映画に出会ってしまいました。

今回見た「ジェニーの記憶」は、この映画の監督であり、ドキュメンタリー作家としても活躍する ジェニファー・フォックス 監督が、自身が13歳の頃に経験したトラウマを元にした実話となっています。

実話として見るとゾッとするし、「映画」として見ると演出がとても素晴らしい作品です。

映画の主人公でもあるジェニファー・フォックス監督を演じるのは、ローラ・ダーン。

すごく好きなHBOのドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」にもセレブママ役で出演していた

女優さんです。

 

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素晴らしい演技で、本人かと錯覚するほどハマり役でした。

では「ジェニーの記憶」の感想になります!

 

「ジェニーの記憶」あらすじ

 

 

ジェニファー。フォックス(ジェニー)はドキュメンタリー作家として成功を収めており、大学で教鞭も執っていた。そんなある日、ジェニーの母親から電話がかかってくる。
ジェニーが13歳の頃に書いた文章が倉庫から見つかり、そこには成人男性と性的関係を持ったことが記されていたのだと母親は言う。
母親が怒り狂う一方で、ジェニーはただ困惑するしかなかった。
というのも、彼女にそんな記憶はなかったからである。
自分の意思で大人と親密な関係になったと言う記憶はあったが、成人男性と性的関係を持ったと言う記憶はなかったのである。

13歳の夏、ジェニーは2人の少女と一緒に乗馬のサマーすくーるに通うことになった。
教師のジェーンはとても魅力的な人間で、同僚のビルと不倫していた。
家庭での生活に不満のあったジェニーは、乗馬のサマースクールでいきいきと過ごし、夏休みが終わった後も乗馬教室に通い続けた。
知らず知らずの内に、ジェニーはビルと2人きりでレッスンをするようになった。
やがて、ビルはジェニーを何回もレイプするようになる。
しかしビルは「これは愛なんだよ」とジェニーに言い聞かせ、自分が告発されることを回避した。

混乱するジェニーだったが、過去を追っていく内に決定的な証拠が見つかり、閉ざしていた現実と向き合わざるを得なくなった。
何も記憶がなかったのは無意識のうちに記憶が抑圧されいたのだ。
ジェニーはその後も調査を続けたが、判明した事実は彼女が想像していた以上に恐ろしいものであった。

 

「ジェニーの記憶」感想( ネタばれあり)

 

冒頭からしばらくは話が少し混乱します。

35年前、ジェニーが13歳の頃に書いた文章をジェニーの母親が見つけ、書いてある内容に驚いてジェニーに連絡してくるんですが、ジェニーは全くピンときていません。

13歳の夏を過ごしたサマースクールで、「年上の彼氏とちょっと背伸びした恋をした」と思っていたジェニーの記憶が、「成人男性と性的関係を持っていた」と言うことになっていてジェニーは問い詰められますが、本人には遠い昔の「ひと夏の恋」と言う記憶しかありません。

あの夏の、ジェーンの記憶の中のジェーンのシーンがあります。

17,18歳くらいの大人っぽく、ちょっと背伸びをしたティーンネイジャーの自分。

その記憶は間違いで、実際は13歳だったジェーン。

アルバムの中に写っている当時の自分は、まだ小学生か中学生にしか見えないあどけない顔をした子供だったのです。

もうその時点で、自分の記憶や思い込みが間違っていたわけなんですが、あんなあどけなく、まだ初潮も迎えていない少女が、年上だとは思っていたけどまさか40歳のおじさん
と性的関係があったなんて、単純にロリコンのおじさんに言いくるめられて洗脳されてた子どもだったのです。

この辺りの「人の記憶の曖昧さ」の演出の仕方がすごいと思いました。

きれいな年頃のティーンネイジャーだと視聴者に思わせといてからの、実はあどけない子供だったと言う事実に、その後起こることに恐怖を覚えます。

騒ぐ母親の言う通りに、乗り気じゃないまま過去のことをジェーンは調べていきます。

当時サマースクールで関わった人に会い、話を聞いていくうちに自分は忘れていた登場人物が存在したり、ここでも記憶の曖昧さが出てきて、ジェニーは自分の記憶に懐疑的になるのです。

 

そもそも、家庭内での不満があったジェーンは(兄弟がたくさんいたり、自分を認めてもらえなかったりで両親に不信感がありました)、サマースクールの美しい教師ジェーンと心を通わせ、「自分を理解し、認めてくれる大人」に出会います。

そこにビルも加わるようになり、気がつけばビルと2人で過ごすようになり、男女の関係になっていきます。

ほんとにこのビルがクズで、甘い言葉で、一見ジェニーに恐怖心を与えているようには見えません。

ジェニーも大事にされているという実感があり、体の関係は避けては通れないものと無理に納得させていたように見えました。

そうしないとこのビルとの関係も崩れると思ったのかな。

やり方が本当に汚くて、宗教の洗脳のようでした。

結局、ジェニーの体は本能で拒否していたわけで、関係を持つたびに吐いたりするようになります。

結局、このおぞましい関係に関わっていたのは、美しい女性教師ジェーン(人妻なんです)や農場にいた少女(記憶からなくなっていた少女)。

その後スポーツの指導者になって成功したビルは、おそらくジェニーと関係が終わった後も、同じやり方で別の少女たちを餌食にしていたようです。

性的な被害って、決して暴力的なことだけではないんだなと思いました。

ジェニーがビルに好意を持っていたのは確かです。

ただ、そういう風になるように仕向けていくビルのやり方や、協力する女教師ジェーンに嫌悪感しか湧きません。

ジェニーも、心の奥ではよくないことをしている事は分かっていたけど、自分を認めてくれる人たちとの関係は壊したくなかった。

本当は利用されただけだったのに。

それに気がついたのかどうかはわからないけど、ジェニーは自分の記憶に鍵をかけました。

「ひと夏の背伸びした恋だった」と記憶をすり替える事で自分を守るしかなかったんでしょう。

結局、年老いたビルに直接会うまではするのですが、根本的に解決はしません。

近年似たようなニュースを目にすることがあるけれど、この映画の監督であるジェニファー・フォックス自身も、母親からの電話があるまでは記憶から抜け落ちていたように、自覚がないだけで、こんな悪質な事件はたくさんあるのかもしれないと思うと怖くなります。

性的な知識や経験のない小さな子どもにとって、「よくないこと、とても怖いこと」というのはわかると思うんです。

私が小学校5・6年の頃、友人と2人で朝の登校中に人気のない道で露出狂の男にあったことがあります。

すごく怖くて、その時の男の背格好や顔立ち、着ていた服や周りの風景まで今も鮮明に覚えています。

そしてなんとなく両親には言わない方がいいんじゃないかと思って話す事はありませんでした。

未熟な子どもに、一生忘れることの無い恐怖心を与えるビルのような行為は絶対に許されません。

とっても重いテーマだったけど、とても考えさせられました。

女性にはもちろん、男性にもぜひ見ていただきたいストーリーです。

 

まとめ

 

映画としての演出が斬新で、引き込まれる映画でした。

主人公のジェニーを演じるローラ・ダンがビッグ・リトル・ライズの時も思ったけどめちゃくちゃスタイルが良くてすごくかっこよかったです。

顔が老け顔なんだけど、逆にリアリティがあり演技がとても素晴らしかった!

決してハッピーな話じゃ無いけど、見てよかったと思える1本でした。

 

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