今年のGW、めったにない10連休の方もたくさんいらしゃるのではないかと思います。
旅行や帰省の予定を立てている人も多いんじゃないんでしょうか?
私も今年は10連休なのですが、人混みが心底嫌いなのでお出かけの予定はありませんw。
そこで!長期の連休の時こそ気になるドラマをイッキ見するチャンスです。
今回はちょっとダークな内容だけど、見れば見るほどはまってしまう海外ドラマ
NEYFLIXオリジナル作品「オザークへようこそ」のレビューです。
話が進むほどに展開が面白くなって中だるみしません!めっちゃ面白くてハマりました。
- ドキドキスリルのあるストーリーが好き
- 普通の人に見えて実はすごい実力の持ち主のようなギャップが好き
- 外国の田舎の雰囲気が大好き
シーズン1 全10話、シーズン2 全10話、1話は約60分です。
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目次
オザークへようこそ あらすじ
シカゴで暮らしていたフィナンシャルプランナーのマーティは、ある日突然家族を連れてミズーリ州のリゾート地オザークへと移住する。マーティは秘密裏にメキシコの麻薬組織の下で働き、ボスの怒りを鎮めるため多額の資金洗浄をしようとしていた。しかし次第に追いつめられ、家族を巻き込むことになる。
引用:映画.com
超有能なフィナンシャルプランナーの主人公マーティーは、友人のブルースと共同経営している投資会社で、こっそりメキシコの麻薬カルテルの資金洗浄の仕事も請け負っていました。
資金洗浄とは?
違法な資金源を偽装する目的で犯罪収益を処理すること。
多数の銀行の口座を転々と移動させたりすることで、資金の出どころや受益者を分からなくするようにすること
シーズン1では、あるトラブルがきっかけで カルテルの怒りを買ってしまい、多額のお金を洗浄するため大きな湖のオザーク湖のあるミズーリ州に家族で引っ越してきます。
シーズン2は、引き続き資金洗浄をしながら次から次に襲ってくる厄介なトラブルをギリギリのところで回避していきます。
毎回すごいギリギリだから、見てるとずーっとドキドキするんです。
オザークへようこそ 感想(ネタバレなし)
動画や画像を見ても分かる通り、全体を通してすごーく暗いトーンです。笑
でもこの暗いトーンが「オザークへようこそ」にはぴったり!
そして地味。全体的なビジュアルもキャラクターも全部地味なんですが、地味なのに内容はエグいのでギャップがたまりません。
主人公のマーティー 一家
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普通のおじさんのマーティーですが、フィナンシャルプランナーとしての腕は一流なんです。
金融の知識をフル稼働させて、恐ろしすぎる麻薬カルテルとのピンチを切り抜けていきます。
よく普通のおじさんがスキルでカルテルと対峙すると言う点で「ブレイキングバッド」と比較されるけど、マーティーとブレイキングバッドのウォルターは根本的に違います。
ウォルターは家族のために必死に自分の悪事を隠そうとするけど、マーティーは家族の命が第一ではあるけれど、子供たちも含め家族を巻き込んじゃってます。
いや、どっちもやっちゃダメなことなんだけど。笑
マーティーのスラスラと相手を丸め込む弁の立つところはすごい才能だとは思うけど、人としての感情とか気遣いが全然足りないところが要所要所で見られます。
家族のことも愛してるのは分かるんだけど、全然うまく伝わってないんです。
頼りにはなるけど、私だったらこんな旦那さんならイヤだなぁ。
でも頭の回転の良さはピカイチ。マーティーのこの能力無くしてオザークは成り立ちません。
そしてマーティーの妻、ウェンディ。
シーズン1では、突然巻き込まれたトラブルに引っ越し、ウェンディの個人的な事情もあっていつもオロオロしています。
ところがシーズン2に入った途端、ウェンディもすっごいスキルを発揮し始めます。
シーズン2はウェンディ抜きでは成り立ちません。何ならマーティよりも大活躍。
シーズン2の最終話では、シーズン3での活躍を予感させるような覚醒した表情をしています。怖いw。
麻薬カルテルってえげつない
麻薬カルテルを題材にした作品はたくさんあります。
あまり興味なかったけど、ブレイキングバッドで初めてちゃんと見たような気がします。
こんなドラマで見る麻薬カルテルが本当なら、相当に恐ろしくてえげつないです。
関わったら逃げ切れるなんて無理なんじゃないかと思う・・・。
世の中にはこんなにも人を人とも思わないような人達がいると思いと本当に怖いです。
お金って、ありすぎると本当に怖いんだなぁとしみじみ思いました。
なくてよかったw。
魅力がありすぎるキャラクター
「オザークへようこそ」の登場人物は見た目こそ地味だけど、なかなか濃いキャラクターがたくさん出てきます。
中でもすっごく魅力的だなぁと思った2人。
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中央のブロンドの女の子。
マーティー達が引っ越してきたオザークに住む、地元では悪名高いラングモア家の1人
ルース。
地元では一族で悪いことをして生計を立てているラングモアファミリーの中でも、頭の良さと度胸でマーティーの右腕となっていく女の子です。
このルースを演じるジュリア・ガーナーと言う女優さん。
透き通るような白い肌とカールした見事なブロンドでとっても可愛いのに、めっちゃ悪い言葉ばかり吐き出すケンカ番長のような役を見事に演じています。
とにかく震えるほど演技が上手い!!
悲惨な環境で育った役なんだけど(父親がどうしようもない毒親)、演技が上手すぎて感情移入しすぎてずーっと胸が痛かったです。
これからの活躍がとても楽しみな女優さん。
そしてもう1人。
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マーティーの敵なのか味方なのか微妙な関係の、オザークに昔から住んでいる大きな農場の経営者スネル夫妻の妻の方。
画像右の女性、女優リサ・エメリーが演じるダーリーン。
ものっすごく怖いんです!!!ヤバさ200%のおばさん。
何か事情があって恐ろしい女性になったのかと思いきや、ダーリーンは生まれついてのサイコパス。
夫でさえ妻が何をしでかすか分からない恐怖です。
でも顔のシワっぽさこそあるけれど、ナチュラルなグレイヘアといい整った目鼻立ち。
怖い役じゃなかったらすごく綺麗な女優さんなんだと思います。
気になりすぎるので違う出演作を探さなきゃ!
オザークの美しい自然
アメリカのミズーリ州がどのくらいの田舎感なのかは想像つかないけど、きっとアメリカでは田舎という位置付けなんだろう(話の流れからしても)。
ストーリーの中に度々出てくるオザークの自然の美しさに感動すら覚えました。
スケールが大きいというか、ただの森でさえなんだかかっこいい。
豊かな緑とオザーク湖のロケーションが「アメリカの田舎の避暑地」って感じですごく素敵です。(ちなみにオザーク湖は人口湖だそう)
マーティが関わることになる、湖のほとりにある古いホテルが出てきます。
建物がボロくて古いという設定になっているけれど、そのボロさでさえかっこいいんです。
ずっといつかニューヨークに行ってみたいと思っていたけど、アメリカの田舎にも行ってみたいと思ってしまいました。
ほんと素敵すぎる。
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まとめ
ミズーリ州のオザーク湖を中心に、ドキドキする展開に目が離せない要素たっぷりの
「オザークへようこそ」。
個人的にはシーズン1よりもシーズン2の方がスピード感があって好きでした。
そして、麻薬カルテルとのやりとりにハラハラするのはもちろんだけど私がシーズン1・2を通してずっと感じてたことは子ども育てることの責任の大きさ。
マーティーの子どもたちやラングモア家の子どもたちを見てたら、子どもに親は選べないけど、育っていく環境って改めて重要だなぁと感じました。
ルースなんてろくでなしの父親じゃなくて愛情のある家庭で育っていたら、それは聡明な賢い女性になっていたはず。
マーティーの子どもたちも良い子なんだけど、人に言えない経験って大人になってもずっと蓄積されてなんらかの人格形成に影響を与えてしまうもの。
子どもって大人が思っているよりもずっと感受性が豊かで傷つきやすいし、心に受けた傷ってなかなか忘れることなんてできません。
そういう意味でも色々考えさせられるストーリーでした。
「オザークへようこそ」シーズン3は2019年の夏に放映開始の予定です。
ウェンディの覚醒っぷりが楽しみすぎる!!