結婚24年目、来年から夫の義父母と二世帯住宅で同居予定のジュンです。
結婚する前の今から約30年前。
義母と義母の妹に「泥棒ネコのよう」という最悪の印象を持たれていた小娘だった私が、今では他人に本当の母娘に間違われるほど何でも言いあえるような関係になりました。
今回は、いままでに私なりに試行錯誤してきた嫁姑関係を良好に保つコツのお話です
人によって嫁姑関係の状況は異なる
嫁姑関係は人によって住んでいるところや、家族構成で、その関係も変わってきます。
- 姑と遠く離れた所に住んでいる。
- 姑が近所に住んでいる。
- 姑と同居している。
- 小姑がいる。
- 夫がひとりっ子。
- 姑が穏やかタイプか激しいタイプか。
などなど、姑の状況と嫁の周囲の状況を組み合わせたら、世間の嫁姑関係は千差万別ですよね。
私の嫁姑状況は
- 住んでる所は割と田舎(近所付き合いも密な方)
- 義父母は健在で義父は仏のように優しく、義母は割とデリカシーのない世間知らずなタイプだけど、あんな働き者は見たことないってくらい70歳過ぎた今でも現役バリバリの働き者。
- 夫は男2人兄弟の次男
- 結婚以来スープの冷めない距離に住んでいる。
- 頻繁に行き来はある。
こんな感じの関係です。
義母との現在の関係を表す、ごく最近のエピソードがあります。
用事があって夫と2人で義母宅へ行った時のこと。
私は顔に気になるシミが2ヶ所あります(メイクで隠すのは上手いのです)。
その日はスッピンだったんだけど、義母にあった途端に
義母あら!その顔どうしたの!?
ジュンえ?何?(何かついてる?)
というやり取りがありました。
そもそも、顔のシミが育つような長期間会ってないわけじゃない。
むしろすごく頻繁に会ってる。
しかも言われたのは初めてじゃない。
それから自分の使ってるいる化粧品をあれやこれやとおすすめしてきました。(義母は年齢の割にとても美肌の持ち主です)
どうですか?デリカシーないでしょ?
ムカつくでしょ?(笑)
でも私は本気でムカついてはいないし、はいはい。と聞き流します。
そんな受け止め方の境地に至るまでは長い道のりがありました。
好かれていなかった結婚前
夫と結婚前の20歳くらいの頃。
週に2〜3回、実家住まいの夫の家に遊びに行っていました。
今思えば私は常識の足りない、自己中な小娘でした。
育った環境のせいにするのは好きではないけど(私の育った環境の記事はこちら)、実の親との関わりも薄く、親の躾として大人としての他人との関わり方も特に教わっていませんでした。
元々人見知りな上に、一見怖そうな義母を避けるように家に出入りして、夜中や明け方にコソコソ帰る私(当時は見た目もケバかったし)の事を、閉鎖的な田舎に住む義母には非常識なバカ女に見えたのでしょう。
後に当時の様子を「泥棒ネコのようにコソコソ出入りしてる」と義母と義母の妹の間で話してたという事が発覚して、その時はとてもとても落ち込みました。
当然、好かれていなかったんだと思います。
数年後、結婚する事になった時には特に反対はされなかったけど、私の家庭のことや親戚の事を色々探ってはいたようです。
結婚後長男が生まれた後、家も近いし長男が初孫だったので、当時専業主婦だった私の所に義母のアポなし突撃訪問が頻繁にありました。
私も若くて初めての育児にカリカリしていた上に、義母は私が長男の子育てで困っていた事を悪気もなく「ああしろ、こうしろ」と言っていました。
もう、その頃の私は反抗的で益々可愛げのない嫁だったと思います(笑)。
始終ムカついてました。
(この一連の流れで肝心の夫は?というと当時から今まで一貫して私の味方でいてくれてます。義母は息子にとても弱いのです.笑)
私の考え方が変わったきっかけ
次男を妊娠してすぐの頃、義母が手術と入院をした事がありました。
入院中の義母のお世話と家にいる義父のお世話を一気に担う事になり、その時も正直優しい心だけではなく、しょうがなく嫁の仕事をしていました。
そして義母が元気になった後、義兄が結婚する事になりました。
義兄の結婚相手が、絵に描いたようような良家のお嬢さんで、ここで今度は長男の嫁チヤホヤ期に突入です。
義母と義母の妹の間(この姉妹の仲の良さがそもそもの私が素直になれなかった原因のひとつ)で、兄嫁の評判はうなぎ登り。
そして私が人知れず拗ねてた時期です。
転勤族だった義兄は結婚後、日本各地を転々としているので、兄嫁も義母と接する機会が少ないので会う時だけいい嫁を演じていればいいですもんね。
なんとなく拗ねてた時期に次男を出産後、あっという間に私は体調を崩してしまうのです。
義母を見る目が変わった
生まれたばかりの次男と手のかかる長男を抱えての心身の不調はとても不安で辛い時期でした。
その頃夫は仕事で夜もいない事が多く、子どもと3人で過ごす夜は怖くて、やむなく夫が不在の時は夫の実家で過ごす事にしました。
義父母には私の体調に関する事は詳しく話してなかったけど、私がよほど憔悴していたからか、あれこれ気を遣ってくれました。
その時期に自分の実家を頼れなかった私は、夫の実家で今までの事や義母のことをたくさん考える時間ができました。
義母はデリカシーはないけど、基本的にとても家族想いの善人です。ほんとは義母の妹の方が問題を大きくする張本人なのです(今でも.笑)。
義母は自分の妹の言うことを間に受けて素直に信じるような人。
いつも義母と義母の妹を1セットで考えていたけど、切り離して義母の事だけを考えてみるいい機会でした。
的外れなところも多々あるけどどうにか私が居心地よくしようと頑張ってくれている事、結婚して数年経って私が一人でひねくれてただけで義母は年々私のことを自然に受け入れてくれていた事。
一度フラットに考えてみて、これからはもっと柔軟に義母を受け入れて、自分の事もさらけだしてみようと思いました。
体調も徐々に良くなり、まずは私が自分の事を良く見せる事をやめてみました。
超早寝早起きで働き者の義父母の手前、ほんとはグータラでズボラな私をさらけ出すのは更なるマイナスイメージになる上に、兄嫁に負けなくないという気持ちもあって、ちゃんとしなくちゃ!と思っていたのを少しずつ辞めていきました。
義母の事が分かってきた
そんな私でも義父母があたたく見守ってくれている要因があります。
仕事を始めた時、その仕事を紹介してくれたのが天敵である義母の妹でした。
私の働きぶりなんて義母に筒抜けだろうとは思ってたけど、その仕事はとても私に向いていて、密かに負けず嫌いな私は仕事を頑張り上司にも高評価をもらっていました。
そして実は私料理が得意なのですが、料理が苦手な義母は私が作った料理をおすそ分けするととても喜んでくれます。
私は真のズボラ。
義母はものすごく働き者だけど、家の整頓や片付けはとても苦手なので、私のズボラ具合も良い感じに薄まってます。
仕事でも家の事でもやるときはやる。
と言う事を分かってくれているので、私が日頃どんなにグダグダしてても「ジュンちゃんはそんなお嫁さん」と思ってくれているようです。
義母の性質がより理解できてくると、付き合うのがとても簡単になりました。
暴言ともとれるデリカシーのない発言の裏には本当に悪気がないってこと。
なので「そんな事他の人に言っちゃダメだよ」と教えると「そーなの。気をつけるね」と素直です。
私はのんびりしてて争いごとが嫌いなタイプだけど、義母、義母の妹、夫は似たような血が流れているのかエネルギッシュで思った事はなんでも口にするタイプなので、時には小さなイザコザが起こることもあります。
そう言う時に私は義母の愚痴の聞き役になりクッションになっているようです。
この10年くらいは夫も知らない私と義母との内緒話もたくさんあります。
義母も息子ばかりだったので、だまって聞いてくれる家族ができたのは嬉しいのかもしれません。
そして決定的に義母が私を頼るようになったのは、長男の嫁が思っていたような良い嫁ではなかった事(笑)。
兄嫁は負けず嫌いなので義母の言動にカチンときたら真っ向から勝負を挑むタイプです。
今はそんな長男の嫁の愚痴も私が受け止めるようになりました。
お互いに歳を取り丸くなったというのもあると思うけど、良いところも悪いところも含めて「義理」という言葉も違和感があるくらい、私の中では「母」になっています。
そして1番尊敬している所は、家族への惜しみない愛情と、とても働き者な所。
あのマメさは一生かなわないと思っています。
これから同居が始まれば、またいろんな問題もあるかもしれません。
でもその都度、またひとつづつ解決していきたいとおもっています。
まとめ
姑との関係を良好に保つためのコツ
- お互いの性格を深く知り受け入れてみる
- 時には甘え上手になってみる
- 姑に勝とうとしない
- 夫にはひたすら愚痴を受け止めてもらう
- 自分を良く見せようと思わない
さらっと書いたけど若いうちはなかなかできないもの。
今だってムカつくことなんてしょっちゅうです(笑)。
わが家の場合、死ぬまで近くで付き合うことになるので、長い時間をかけても良い関係を築けるようにこれからもできる努力はしていきたいと思っています。
夫婦も嫁姑も思いやりが1番大事です!
※義母の妹は今でも天敵ですが、歳のせいか勢力が衰えて現在形勢逆転してます(笑)
はじめてまして
アラフィフ、インテリアで検索してお邪魔してます
新しいおうちうらやましいです!
洋服も最近、職場に行くのもついだれた洋服できてたので、このままじゃ行けないと!!思いつつ。。
またのぞかせてください♪
はじめまして!
コメントありがとうございます!!
新しいおうちですが、二世帯なのでどうなる事やらと未知の世界です(笑)
私も気を抜くとラクな服ばかり選びがちです(笑)
ぜひぜひまた遊びにきてくださいね!!