こんにちは。引越してからますますお家に引きこもってるジュンです。
新居の設計段階で、そう遠くない老後に備えて見た目のかっこよさよりも使いやすさや実用性を重視して選んだポイントがいくつかあります。
そのひとつにキッチンや洗面所、トイレなどの水回りの床材をコルクタイル にしたのもポイントです。
今回は実際に住んでみて分かった、小さい子どもからお年寄りやペットにも優しいコルクタイル の床材を紹介します。
目次
コルクタイル を選んだ理由
そもそも最初はコルクタイルの存在すら知りませんでした。
家を建てる計画を始めた頃、わが家の設計をお願いした建築士さんのお家にお邪魔する機会がありました。
洗面所を借りようと思いドアを開けて入った瞬間に足触りの良さと言うか、木のフローリングとは違う優しい感触に「この床なんだろう?」と思い建築士さんに尋ねました。
その時初めて目にしたコルクタイル 。
見た目もコルクの自然な感じと、私がイメージしていたダークな色合いのインテリアに合いそうだなと感じたのです。
そして聞けば聞くほど良いことばかり。
建築士さんの勧めもあって、台所・洗面所・トイレの水回りにコルクタイル を採用することにしました。
★サンゲツ コルクタイル【KR-2271(KR-1201)】 ◆人に地球に優しい天然素材です。 ◆オイル仕上げ。◆自然な感触でベタつきません。
わが家で採用したのはサンゲツのコルクタイル KR-2271 オイル仕上げです。
オーソドックスなオイル仕上げの他にも、ワックス不要なアクリル仕上げや土足でも大丈夫な強度のあるセラミック仕上げがあります。

台所のコルクタイル 。スリッパ嫌いな私も素足で冷たくありません。

洗面所のコルクタイル 。湿気がある場所でも足の裏にベタベタしなくて気持ちいい!

トイレのコルクタイル 。水にも強いのでガンガン拭き掃除できます。
コルクタイルの特徴
コルクはとても生命力の強いコルク樫の木の樹皮を板状に圧縮成形したものです。
コルク樫の皮は、1度剥いでも9年ほどで再生するので木を切ることなく何度でも利用できます。
腐食に強く耐久性もあるコルクは環境に優しいエコな素材なのです。
たくさんあるコルクタイルのメリットをまとめてみました。
弾力性・保温性・断熱性・防滑性がある
コルクの中には目には見えない小さい無数の気泡があり、たくさんの空気を含んでいます。
ワインの栓にコルクが使われていることでもわかるように、弾力性があるので中身がこぼれることなく、しっかり密閉していますよね。
素足で歩いてもクションが良くて、寒い冬でもフローリングのヒヤっとする感じがありません(決して暖かくはないです)。
コルクの熱伝導率はなんと毛布とほぼ同じなんですって!自然の省エネです。
何か物を落とした時の衝撃音や足音も優しく吸収してくれるし、転んだ時も体に伝わる衝撃を和らげてくれます。
ヒンヤリしなくて断熱性もあるし、ソフトな肌触りなので介護施設で利用されることも多いと言う話にも納得!
耐火性・防水性に優れている
コルクの中にある無数の気泡の中には窒素が含まれているので燃えにくい性質があります。
耐水性も優れているのでキッチンの床材にぴったり。
床を水拭きしてもあっという間にサラサラです。
防虫・低アレルギー性
コルクは他の木材より腐食しにくい性質を持っているためダニなどを寄せ付けにくく、自然素材なので化学物質を発しないというところも嬉しいところ。
コルクの中の小さな気泡はホコリをの発生を防ぐ作用もあります。
- 弾力性・保温性・断熱性・防滑性がある
- 耐火性・防水性に優れている
- 防虫・低アレルギー性がある
コルクタイルのデメリットは?
良いところばかりのコルクタイル ですがデメリットもあるんです。
紫外線で色褪せしやすい
コルクは紫外線で色が変色しやすいというデメリットがあります。
日差しの強く当たる場所は、時間が経つと色が褪せていく可能性が高いです。
わが家はキッチンの床は南側に面した勝手口があるので、そこから入ってくる日差しで将来色が変わってしまうことがあるかもしれません。
わが家は家族以外にあまり人の出入りがなく人目を機にする必要もありません。
なのでそこは理解した上でコルクタイル を選びました。
洗面所とトイレは北側で日が当たらないのであまり心配することはなさそうです。
コルクタイル にもいろんな色があるので、黒っぽいダークな色を選べば色褪せも目立たないかもしれません。
傷がつきやすい
コルクは柔らかいので傷がつきやすいという欠点があります。
小さなキズなら目立たないかもしれないけど、大きなキズだと困ってしまいます。
コルクタイル を選ぶ際に、アクリル仕上げやセラミック仕上げなどの表面のコーティングを耐久性のあるものを選ぶと安心です。
コルクタイルのお手入れは?
コルクタイルのコーティングを、アクリル仕上げやセラミック仕上げのものを選べばワックスがけは必要ありません。
わが家はオイル仕上げなので定期的なメンテナンスが必要になります。
【オイル仕上げ専用】コルクタイル クリーニングケア剤サンゲツ ベンリダイン OSケア BB-547 1Lボトル
オイル仕上げのコルクタイル 専用のワックスが市販されています。
定期的な手入れでツヤを長持ちさせたいです(夫が)!
まとめ
コルクは見た目がいかにも「コルク!」なので、家全体に使うとなるとちょっとナチュラルすぎるし、インテリアにも制約がありそうです。
水回りや子供部屋、高齢者の部屋など使う場所を選ぶと快適に使えそうです。
まだ夏は体験してないけど、夏場にサラサラの床なんて気持ちいいんだろうなぁ♪
ねこ達は気持ちよさがわかるのか、よく誰もいない洗面所でひっくり返ってゴロゴロしてます。笑
ペットも快適なんだと思いますw。
コルクタイル を検討されている方の参考になればいいなーと思ってます!